塗装ブース水槽内の独特な「嫌気性臭気を伴う水」を「好気性の水」に換えることができます。「オゾン処理」とは、オゾンガスを含んだ酸素と塗装ブース水槽水を「静止型混合器 シャーディス」に流し入れ、内部で混合すことにより「オゾンガスを含んだマイクロナノバブル水」としてブース水槽内を循環させます。シャーディス内を通過する工程で、ドブのような臭いにおいのする塗料スラッジ（有機物）が分解されます。弊社の「オゾンガス水処理装置（スラッジオゾンイーター）」は、水を外部に出すことなく、ブース水槽内にて処理できるため、外部への配管も無く、スラッジ処理の必要もありません。この装置の導入により、マイクロナノバブル水の洗浄効果で塗装ブース塗料ミスト処理室（静圧スクラバー室）内へスラッジの付着がほとんどなくなるため､現在の煩わしい作業を軽減することができます。マイクロバブルによる処理システムは、既に他社からも発売されておりますが、弊社で作り出す気泡はきわめて小さい「コロイダルバブル」であるため、浄化力は各段に上がっております。

オゾンガスを完全に溶解したファインバブル水は、塗装ブース水槽内の塗料スラッジと反応して分解低分子化し浄化します。シャーディス内にポンプより送水されたブース内の循環水と、同時に圧入されたオゾンガスは、シャーディス内で完全混合反応し、循環水中の塗料スラッジを酸化低分子化させます。また、シャーディスのエレメントには交点がありませんので、目詰まりしにくい構造となっております。

『加圧溶解法』と『乱流せん断法』による独自のエアレーション技術により、従来にない溶存酸素により供給ファインバブル・コライダルバブルの発生を実現させたシステムです。

シャーディスは、他の静止型混合器と比較し、液体に混合できる単位体積当たりの気泡の表面積が大きいことが最大の特徴です。

ウルトラファインバブルの発生により、塗装ブース水槽内のオゾンガス吸収率が高くなります。

シャーディスミキサーは静止型混合器で交点がなく、閉塞しにくいのが特徴で、なおかつ混合性能においては従来製品よりはるかに優れていることは国の新技術機関の方からも認められています。